日本女子バスケットボールチームが東京オリンピックで快挙を達成した背景には、トム・ホーバスヘッドコーチの存在が不可欠と言えますよね。
外国人の監督でありながら、日本語で話してゲキを飛ばす姿はとても印象的です。
トム・ホーバス監督を知れば知るほど、人間味や愛情深い人なんだと言うことがひしひしと伝わってきます。
そこで、こちらでは、トム・ホーバス監督について、日本語が上手い理由や家族、バスケ選手としての経歴、指導者としての実績などまとめていきます!
目次
日本女子バスケットボールの代表チーム監督の通訳がいない?
オリンピックの日本代表の女子バスケットボールの試合を見ていると、大きな声でゲキを飛ばす外国人の監督が目立ちますが、どうも日本語で話している様子ですよね。
タイムアウトの時も、通訳がいる様子も見えません。
実際に通訳はいなくて、トム・ホーバス監督は日本語で、指導していますし、声をかけています。
日本語はペラペラなんですね!
通訳をつけない理由として、トム・ホーバス監督は次のようにインタビューに答えています。
通訳をつけようと考えたことは一度もない。通訳がいると選手たちは話を聞く時に、私ではなく通訳の方を向く。それが好きじゃないんだ。
トヨタでプレーして日本語を分かりかけていた時、通訳がコーチの言っていることのすべてを訳すのは本当に難しいことも分かっていた。だから自分で日本語を話せればいいと考えたんだ。
出典:https://basket-count.com/article/detail/20335
トム・ホーバス監督(日本女子バスケコーチ)の流暢な日本語動画!
トムホーバス監督は、インタビューにも日本語で答えていまして、その日本語を話す様子は動画で確認できます。
オリンピックのフランス戦の前、ベルギーを破って初のオリンピックベスト4を決めた時のトム・ホーバス監督のインタビュー動画です。
試合中の恐そうな雰囲気と違って、非常に優しい表情していますね。思いやりが深い監督なんだろうなぁと思います。
トム・ホーバス監督(日本女子バスケコーチ)が日本語が上手い理由は?
では、なぜトム・ホーバス監督は日本語がペラペラなんでしょうか。
日本語が上手い理由についてまとめていきます!
トム・ホーバス監督の日本語が上手い理由①日本での生活が長い!
トム・ホーバス監督は出身は、アメリカコロラド州デュランゴですが、プロバスケットボール選手の時に、日本でプレーしていた期間が長いです。
最初に日本に所属した時は、1990年日本リーグのトヨタ自動車に入団しました。
1994年には、NBAのアトランタ・ホークスに所属していますので、約4年間日本で生活しています。
その後、2000年に再び日本にきて、東芝に移籍し、1シーズンプレーした後引退という選手の時の日本での在籍があります。
トム・ホーバス監督は、選手時代だけでも少なくとも、5年間日本で生活していました。
引退後は、一度アメリカに帰っていますが、2010年に女子Wリーグに所属するJXサンフラワーズ(現ENEOS)からオファーを受けて、コーチに就任。
その後日本で生活していますので、コーチとして11年間日本にいることになりますね。
合計すると、15年以上日本で生活しているため、日本語が上手いということが分かります。
トム・ホーバス監督の日本語が上手い理由②妻が日本人
トム・ホーバス監督の日本語が上手い理由の二つ目は家族が日本人ということも大きいと言えます。
具体的には、トム・ホーバス監督の奥様が日本人であり、日常会話は日本語で話していると言います。
そのため、日本語がペラペラというわけです。
トム・ホーバス監督(日本女子バスケコーチ)の家族構成!子供はいる?
奥様が日本人のトム・ホーバス監督ですが、子供は二人います。
1990年にバスケ選手として来日した後に結婚、その後に、2人の子どもが生まれています。
トム・ホーバス監督の奥さんや子供もバスケットボールをしているのかは気になるところですが、具体的な情報は報道されていないようです。
家族構成としては、日本人の妻と子供二人の4人家族ということになりますね。
トム・ホーバス監督(日本女子バスケコーチ)の経歴!元プロバスケ選手!
日本代表女子バスケットボールのヘッドコーチのトム・ホーバス監督は若い頃はNBAに所属したこともあるプロのバスケットボール選手でした。
経歴を見ると次の通り。
ペンシルベニア州立大学卒業
1989年 ポルトガルリーグのスポルティングに所属
1990年 日本リーグのトヨタ自動車に入団。4年連続の日本リーグ得点王や、2年連続の3ポイント王を獲得。
1994年 NBAのアトランタ・ホークスに4ヶ月所属し、2試合に出場。
1995年 独立リーグCBA・ピッツバーグ・ピラニアズ
2000年 トヨタに復帰。 東芝に移籍し、1シーズンプレーした後引退。
選手引退後の経歴を箇条書きでまとめます。
選手引退後アメリカに帰国し一般企業に就職。合間に高校生のバスケットコーチをする。
2010年 女子Wリーグに所属するJXサンフラワーズ(現ENEOS)からのオファーを受けコーチに就任。
2011年 女子日本代表アシスタントコーチ
2012年 WNBAのフェニックス・マーキュリーにてボランティアアシスタントコーチ
2014年 JXアソシエイトヘッドコーチ(AHC)昇格。内海知秀HCの下、女子日本代表のアシスタントコーチに就任。
2016年、JXのヘッドコーチに昇格。Wリーグ2016-17シーズン、コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2017年、女子日本代表ヘッドコーチに就任。女子日本代表における外国人HCは史上初。
2017年ー2019年 FIBA女子アジアカップで優勝
2018年 ワールドカップ・スペイン大会で9位。
2021年 東京オリンピックのヘッドコーチで決勝進出・銀メダル獲得
2021年 男子日本代表の新監督に就任
指導者としての実績もすごいですね!
トム・ホーバス監督が今度は男子全日本代表の新監督に就任!
2021年9月21日に、トム・ホーバス監督が今度は、日本の男子のバスケットボールチームの新監督として就任すると発表されました。
トム・ホーバス監督は、女子チームの監督の経験は長いけれど、男子チームの監督の経験は初めてとのこと。
ちょっと意外な気もしますが。
とは言え、そもそもトム・ホーバスは、日本でも長い間、男子チームで活躍している選手でしたので、問題はないだろうとは思いますが!
3年後のオリンピックでの男子チームの活躍にも期待が高まりますねっ!!
トム・ホーバス監督(日本女子バスケコーチ)の日本語の名言もすごい!
トム・ホーバス監督の指導者としての実績の背景には、経験にもとづく考え方や指導者としての哲学があるはずです。
その片鱗が名言としても垣間見得ますね。
そんな名言を紹介していきます!
「練習はキツイけど、嬉しいことは勝つこと。優勝すると一番嬉しいこと。」
シンプルですけど、含蓄のある言葉です。そしてオリンピックにおいても開催前から優勝を目指すと公言しているところも決勝まで進んでいるという結果が伴うと実にすごい名言ですね。
練習がキツすぎるという言葉の背景には、本当の喜びを感じて欲しいという思いを感じますが、そのキツイ練習に対しては、こんなキツイ言葉。
「こんなの簡単です。僕は選手にできないことは言わないし、やらせない。できるからやらせるんです」
ん〜すごい。でも、選手の監督の勝利した喜びの表情を見ると本当に感動しますね!
「夢を大きく持たなければ、目標は達成することができません」
女子バスケットボールの史上初のオリンピックの決勝という偉業を達成した背景には、こんな名言もありました。
ずっと、アメリカを倒して金メダルをとると言い続けてきていることの背景には、こんな哲学があるんですね。
こんなホーバス監督の本を読みたいという声も見受けられます。確かに、出版されたら読んでみたいですね!
監督としての評価・評判も絶大!!
これだけの実績を出し、人間味溢れるコーチですから、評価や評判はとても良いですね。
こんな声が上がっています。
ベスト4準決勝進出の時点で泣いてたもんねコーチ
フランス戦第4Q終盤、勝ってるのに怒鳴り声をコートに響かせてるほど愛を感じた
バスケのコーチ、かわいい🥺
すごい怒ってるのに、カタコトの日本語&めちゃくちゃ発音の良い英単語😂
日本が強いって証明してくれたコーチとして、きっと人気出そう!⛹♀#バスケットボール #バスケ女子 #バスケットボール女子— かなち🌸💚🍊🦐📎🍆 (@kanataro405) August 6, 2021
女子バスケ素晴らしい戦いだったな。あんなに3ポイントって入るんだったっけ。点差ついてもコーチが最後まで檄を飛ばしてて、それが決勝まで行くチームだよなと思った。自分は最後時間がなくなるまでハラハラ見てました!
— DiceK (@d_ganson) August 6, 2021
「決勝戦でアメリカを倒して金メダルを取る」
有言実行100%まであと1勝。
トム・ホーバスHCは夢や願望ではなく、ずっと現実的な目標として発信していたんだろうなぁ。— T川氏 (@tkawashi123) August 6, 2021
まとめ
以上、トム・ホーバス監督が日本語が上手い理由、選手として指導者としての経歴、また家族についてまとめました。
金メダルに手が届くところまできたことがすごいですが、実は金メダルの目標を公言したのは、リオオリンピック終了後2017年にヘッドコーチに就任したとき。。
日本女子バスケットボールの日本代表のヘッドコーチに就任した時に、次のようにコメントしています。
「チームの目標としては東京オリンピックでメダルを獲ることです。もちろん簡単なことではないと思いますが、リオデジャネイロオリンピックで得た経験は、我々を大きく前進させたと思っています」
「ずっと夢見ていたことですけど、個人的な夢としては東京オリンピックの決勝戦でアメリカと対戦して、金メダルを獲ることです」
本当に感動します。
非常に勇気と元気をもらえますねっ!!
この時のインタビュー動画や、トム・ホーバス監督の現役時代の試合の動画などは、下記コンテンツにまとめましたので合わせてご覧ください!
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本橋菜子選手のインタビューはとても感動的でしたが、苦労人だけあって非常に名言に溢れる選手です。