新型コロナウイルスが騒がれだしたのは、2019年12月中旬。
中国で謎の呼吸器疾患の集団発生として発覚。
その後世界でも発症が確認されてきており、日本においても2020年1月25日に3人目の感染者が確認されました。
日本に新型コロナウイルスが上陸したのはいつからか?
そして確認された患者はその後どうなったのか?2020年1月25日現在までの情報をもとに時系列でまとめていきます!
目次
新型コロウイルスが日本に上陸したのはいつ?1人目は神奈川県!
まず最初の感染者が確認されたと厚生労働省により発表があったのが、2020年1月16日。
患者は、中国の湖北省武漢市武漢市に滞在し、日本に帰国した神奈川県在住の30代の男性でした。
病気の経過を箇条書きでまとめると次のとおり。
1月3日 発熱(武漢市滞在中)
1月6日 帰国し、その後神奈川県内の医療機関を受診。
1月14日 保健所に報告があり、国立感染症研究所村山庁舎で検査。
1月15日 男性は医療機関に入院していたが、症状が回復し退院。
1月16日 厚生労働省より1人目の感染者を発表
日本の帰国時に検疫を通過した理由は、市販の解熱剤を飲んでいたために体温が下がったからでした。
この感染者に関しては、既に軽快しており、濃厚接触者からの感染も発見されていない。
2人目の感染者が東京都にて確認
1月16日の発表から1週間以上の時間が経過しましたがその間発見されることもなく落ち着い気配でしたが、中国の春節がはじまった1月24日に、2人目の感染者の確認が発表されました。
患者は中国からの旅行者で、来日前に発熱があったものの、下がったので検疫を通過。しかし再度発熱したことにより病院を受診した結果、新型コロナウイルスが発見されました。
時系列で経過をまとめると次のとおりです。
1月19日 来日(症状は落ち着いていた)
1月20日 医療機関を受診。肺炎の診断なし。
1月22日 発熱、咽頭痛が持続するため、医療機関を受診し、肺炎像を認め、東京都内医療機関に転院し、現在入院中。
1月24日 新型コロナウイルスの感染を公表
詳細は下記コンテンツにもまとめていますのでご参照ください。
>>>新型コロナウイルス東京のどこのホテルからどこの病院へ入院?2人目の感染者が確認
北海道千歳市でも感染の疑いが?!
2020年1月24日のニュースでは、北海道の千歳市において、中国の武漢市から来た30代の女性が高熱や葉の痛みを訴えて病院に搬送され、新型コロナウイルスへの感染が疑われているとありました。
北海道でも新型コロナウイルスが発症したのかと不安になりましたが、2020年1月25日に検査の結果、新型コロナウイルスではなかったことが判明しました。
しかし、同日3人目の感染者が東京にて確認されました。
2020年1月25日に3人目も東京にて確認される!
2020年1月25日に、3人目の感染が発表されました。連日となるのは嫌な感じですね。。。
3人目の感染者は、中国武漢市に住んでいる女性。
1月18日 来日(このときは症状なし)
1月21日 夜から発熱と咳が出現。
1月23日 東京都内の医療機関を受診。
1月25日 公表
となっています。
来日してから数日経って発熱ということは、熱がない状態で検疫を通過して日本にて発熱して発症という流れですね。
なかなか発見が難しいということでしょうか。
日本在住の方の感染はまだなし【2020年1月25日現在】
これまで感染していた方は、いずれも中国から来日した人です。
海外に行かずに、日本に住んでいるだけの人の感染は今のところ確認されていないのが幸いでしょうか。
これが、日本にいながら感染したというとますます不安が広がりそうですが。
厚生労働省からは、感染の拡大や冷静な判断をお願いする為に次のようなメッセージが発表されています。
◆国民の皆様へのメッセージ
○新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内では人から人への感染は認められるものの、我が国では人から人への持続的感染は認められていません。国民の皆様におかれては、過剰に心配することなく、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関へ連絡したうえで、受診していただきますよう、御協力をお願いします。また、医療機関の受診にあっては、滞在歴があることを事前に申し出てください。
引用元:厚労省HP
また、正確な報道も求められていますが、冷静かつ正確な情報は、厚生労働省の公式HPにて公開されていますので、ご参照ください。
>>>中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について
27日から中国が事実上海外旅行禁止と報道がありましたね。
感染者の早期回復とさらなる感染が広がらないことを祈っています。
【2020年1月31日追記】
SARSとMEASのときのはじまりと収束の仕方や期間をまとめました。比較すると違いがよく分かります。