埼玉県議会で、お茶出し専従職員の雇用を廃止するという報道がありました。
お茶出し専門の仕事が今も合ったのか!?と物議を醸していますが、、、、
お茶出し専従の職員の給料はいくらだったのでしょうか?
報道では、2018年度の合計で約37万円だったとありますが、一人が一日勤務するといくらになるのか調査しました。
目次
お茶出し専従職員の給料はいくら?
お茶出し専従職員の給料を規定しているものは、「県臨時職員の取り扱い要綱に基づく日当」とありました。
埼玉県の公式HPを検索してみても臨時職員の取り扱い要綱というのは見当たらないので、同じ規定に基づいているであろう、現在埼玉県で募集中の、短期間の臨時職員(アルバイト)の給料を参考に見てみます。
事務職でのアルバイトの募集を見てます。
管理担当(PCデータ入力など)
勤務時間 9:00~15:30
原則として月~金曜日
日給 5192円
総務担当(受付など)
勤務時間8:30~17:15 週2,3日、月15日以内
日給 7320円
また、埼玉県最低賃金は令和元年10月1日から時間額926円となっています。
それを考えると、お茶出し専従職員の給料も時給で944円程度で、勤務時間に応じて7320円程度までだったと考えられるのではないでしょうか。
埼玉県でお茶出しの仕事の平均時給
一般企業でもお茶出しの仕事はあるようです。
埼玉県での一般企業での募集を見てみると、
契約社員
というケースが多いようです。
とは言え、一般企業の場合は、お茶くみ専門というわけではなくて、清掃や事務なども含めてのお仕事の募集となっています。
お茶出し専従職員経験者の声
公務員でのお茶出し専従職員を経験したことがある人の声を見てみますと、苦痛を感じている声が多いようです。
私は4月から臨時職員として勤務していますが、毎日二十数名の朝、10時、昼、3時のお茶出しと器の回収洗い物の毎日です。又職員によって朝はお茶、10時と3時はコーヒー各職員によって好みが違いますので職員のカップ好みを覚えるのに1週間かかりました。あと打合せの来客が多く毎日4~6回ほどお茶出しの仕事があり1日の大半をお茶出しと洗い物についやしています。(間にふきん・台ふき・手ふきの洗濯あり)。
(中略)
1日が長くて仕方がありません。毎日今日は何で時間を潰そうかの毎日です。引用:http://www.satogaeri.net/modules/kejiban/index.php?topic_id=807
この他にも、暇が苦痛という声が多いです。
お茶出し専門の仕事の悩みは、暇ということのようですね。
今回埼玉県議会では廃止の運びとなりましたが、良い判断ではないかと思います。
まとめ
以上、埼玉県議会のお茶出し専門職の給料についてまとめてきました。
お茶出し専門職が、一般企業でしたら、まぁそれは会社の方針なので良いのでしょうが、公的機関だとやはり税金の使い道としてなので、必要性の可否は問われますよね。
そう思うと、一つひとつの税金の使い道を検討している証拠ですし、今回廃止となったのは良いニュースだったのではないかと思います。