毎年大みそか恒例のバラエティー特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 笑ってはいけないシリーズ」が2021年の大晦日の放送は休止と報道があり衝撃を受けると同時に、ついにきたか〜という感想も。
毎年の風物詩となっていただけに一抹の寂しさもありますが、毎年中止が囁かれてきたのは、やはり時代の流れということですかね。
そうは言っても、「ガキ使笑ってはいけない2021−2022」の休止の理由はなぜなのか?原因はやはりBPOなのか?それとも他にもあるのか?
そもそも休止であって、中止や終了ではないのか?と言うポイントをまとめました!
目次
ガキ使「笑ってはいけない」2021年に休止するという日テレの公式発表の内容は?
まずは、日テレの公式発表の要旨をまとめると次の通り。
・『笑ってはいけない』も昨年大みそかの放送で15年。つきましてはこれを節目に『笑ってはいけない』を休止したいと思います。
あくまで節目という理由しか話していません。
ですがそれに付随する話として次のような発言もあります。
「(出演者の)強じんな精神力に支えられて、長年にわたり年越しの放送を続けてきました。メンバーの皆さんに甘えて、50歳を過ぎても毎年過酷なロケをお願いし続けてきました。
メンバーの皆さんにはゆっくりお尻を休めていただきたいと思っています。
(新番組に対して)お尻ではなく、笑いすぎておなかが痛くなるような年越し番組にしたいと思っています。
日テレの関係者は「笑ってはいけない」の休止とは「関係ありません」としていると、報道もありましたが、やけにお尻を強調していますので、やはりBPOの影響が休止の大きな理由ではないかと推測されますよね。
BPOとは?笑ってはいけないの中止の原因なのか?
BPOってなに?という方もいるかと思いますので、BPOとは何なのか?笑ってはいけないの中止とどう関係しているのかも整理しておきます。
一言で言うと放送倫理のガイドラインを示している組織ということになりますね。
BPOの公式の定義は次の通り。
放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関です。
主に、視聴者などから問題があると指摘された番組・放送を検証して、放送界全体、あるいは特定の局に意見や見解を伝え、一般にも公表し、放送界の自律と放送の質の向上を促します。
引用元:BPO公式HP
「笑ってはいけない」が2021年に中止になるのでは?と話されていた理由となっているのでは、2021年8月24日にBPOが「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について審議入りすることを公表したことによります。
具体的には、BPOの青少年委員会が、視聴者やBPOの中高生モニターから、出演者に痛みを伴う行為を仕掛け、それをみんなで笑うような、苦痛を笑いのネタにする各番組は、「不快に思う」、「いじめを助長する」などの意見が継続的に寄せられてきていることを受けての発表でした。
なお、この審議は、「笑ってはいけない」など特定の番組を指しているものではなく、バラエティー全般における範囲に対しての審議となります。
それだけに、お尻を休めてと主張していたのは、なおさら、BPOが理由ではないかと考えられます。
ガキ使「笑ってはいけない2021−2022」が中止となった本当の理由
松本人志さんが、2021年9月26日にフジテレビ「ワイドナショー」に出演て、笑ってはいけないが中止となった理由について話しました。
・2021年3月ぐらいの時点では中止が決まっていたのでBPOは関係ないが、BPOの発表を見て中止としておいて良かったと思った。
・年齢のこともある。
一つの要因ということではなくて総合的な判断のようですね!
ガキ使「笑ってはいけない2021−2022」が中止となったBPO以外の想定される理由は?
ガキ使「笑ってはいけない2021−2022」が中止となった理由として、BPO以外に考えられる理由としては、主に次の5つの内容が挙げられていました。
年齢
視聴率予算の問題
番組のマンネリ化
台本流出
それぞれに内容を見ていきましょう。
笑ってはいけないの差別的表現の批判とは?
日本は好きだ。13年住んだし、日本に良いことが起きるように祈ってる。2020年オリンピックで黒人アスリートのためにブラックフェイスのドゥーワップをやらかすんじゃないかって真剣に不安だ。いますぐやめろお願いします #StopBlackfaceJapan #日本でブラックフエイス止めて pic.twitter.com/MKug38kP4f
— Baye McNeil (@BayeMcneil) December 31, 2017
浜田雅功さんが黒塗りで登場したことを受けての問題でした。
これが差別的表現とされる理由は、アメリカでは1800年代以降に、顔を黒く塗った白人が、黒人役を演じる「ミンストレル・ショー」が人気を博したが「人種差別的だ」とされて廃れたと言う背景によります。
そのため、いまではすっかり「差別だ」という評価が定着しています。
つまり悪気なくやっていますが、問題を産んでいたと言うことですね。
この放送は、2017年年末の放送なので、これが直接的な影響とは考えにくいとは思いますが、、、
出演者の年齢の問題が笑ってはいけないの中止の理由?
年齢の問題は確かに、あっても不思議ではないですよね。
これに関しては、日テレの公式発表でも労りの言葉をかけていました。
ダウンタウン
・松本人志 58歳 誕生日:1963年9月8日
・浜田雅功 58歳 誕生日:1963年5月11日
ココリコ
・遠藤章造 50歳(1971年7月13日)
・田中直樹 50歳(1971年4月26日)
・月亭方正 53歳(1968年2月15日)
ただし、松本人志さんは、年齢に対して次のようにコメントしていますので、年齢を理由で中止するように言うとは考えにくいのかなとも思いますが、、
50歳をすぎて体を使っているのはすごい、「55歳は校長先生とか理事長とか元帥の年齢ですよ。」とコメントしていたこともありましたので、きついことはきついですよね。
えらい言われようやな…
歳をとる事が罪ですか?
今年はやらないので勘弁して下さい。
ライターの坂下明永さんとやら。 https://t.co/Cu0FAN0S9G— 松本人志 (@matsu_bouzu) January 5, 2021
視聴率予算の問題
視聴率の低下で予算がつかないのかな?
と言うことも考えられますが、視聴率は、ここ数年変わっていないです。
むしろ、2020年のガキ使笑ってはいけないは、一昨年に比べて少しですが向上しています。
2006年 警察24時 10・2%
2007年 病院24時 12・4%
2008年 新聞社24時 15・4%
2009年 ホテルマン24時 16・4%/15・4%
2010年 スパイ24時 15・3%/14・3%
2011年 空港(エアポート)24時 18・7%/16・6%
2012年 熱血教師24時 16・8%/16・5%
2013年 地球防衛軍24時 19・8%/17・2%
2014年 大脱獄24時 18・7%/16・0%
2015年 名探偵24時 17・6%/15・3%
2016年 科学博士24時 17・7%/16・1%
2017年 アメリカンポリス24時! 17・3%/16・3%
2018年 トレジャーハンター24時! 14・3%/12・8%
2019年 青春ハイスクール24時! 16・2%/14・6%
2020年 大貧民GoToラスベガス24時! 17・6%/14・1%
視聴率はビデオリサーチ調べ(関東地区の世帯平均)。03~05年は通常番組内や特番で放送。
15年に渡る長寿番組だけにマンネリ化の声も?
番組がマンネリ化していると言うのは、長寿番組だけに避けられないことではありますよね。
マンネリは受け入れつつも、それでも年末には見たいと言う声が多いです。
大晦日のガキ使休止かぁ…
マンネリだろうと好きだったのに— ぐり (@gurissaa) September 20, 2021
年末のガキ使終わるんやな。ここ最近マンネリだったと思うけどなくなると思うと寂しいな。
せめて今年で最後です!という感じで終われれば良かったのに急になくなるってことは例の規制が影響してんかな、、
— よっし (@kycam91265) September 20, 2021
2020年笑ってはいけないの渡部健出演騒動の台本流出を理由とする説も
2020年の笑ってはいけないで、渡部健さんが禊で笑ってはいけないで復帰すると言う話題が先行して、結果、謝罪会見をして逆効果となりました。
その結果、ガキ使「笑ってはいけない」への出演はなくなりました。
これで問題とされたのは、台本が流出していたと言うことだったようです。
2021年3月11日の『FRIDAYデジタル』が、2020年末の幻に終わった、アンジャッシュ・渡部建さんの出演シーンの台本を入手して、問題の渡部健さんの出演シーンの全貌が明らかになりました。
実際に台本が流出していたということになりますが、松本人志さんは、2020年の時点で、
「あの番組は、誰がゲストでどこで出てきて何をするのか、我々は知りたくない。ずっとドッキリを仕掛けられる受け身の側だから」
「収録の前にあれ(ネット記事)を出されて。知りたくなかったので、これはルール違反も甚だしいと思う」
と発言しています。
これを受けて、2021年3月の時点で、2021年のガキ使「笑ってはいけない」の放送は終了となるかと言う報道もありました。
これも原因の一つと考えられなくもないなぁと言う気もします。
ガキ使「笑ってはいけないは休止?中止?それとも終了?新番組の動向次第か?
ガキ使「笑ってはいけない」は2021年ー2022年にかけての放送は休止と発表がありました。
休止と言うことは、終了でも中止でもないと言うことかと思います。
休止は、あくまで一時休むことを意味するものです。
となると、ガキ使「笑ってはいけない」の復活も2022年以降で期待しても良いのかなぁと言う気もしますが。
BPOの背景や、世間の動向をみての判断ということになるのでしょうかね。
ただし、このままうやむやになって、中止でもなく終了という可能性が大きいのかなと予想もされます。実際のところは、日テレとしても決まっていなくて、復活できる可能性を持たせておこうということなのでしょうか。
時代の節目を感じるとともに、新番組の“笑ってもイイ大みそか”に期待したいですねっ!
この評判が高ければ、今後は定番化する可能性もありそうですねっ!!
笑ってもイイ大晦日のキャストや内容、ダウンタウンの出演など予想はこちら!
>>>笑ってもイイ大晦日のキャストや内容の予想!ダウンタウンの出演は?