ノーベル賞の前哨戦とも言われるクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を2020年に受賞して、ノーベル賞の生理学・医学賞において有力候補となった、中村祐輔教授。
クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を受賞した6人に1人がノーベル賞を受賞しているということで、中村祐輔教授のノーベル賞の受賞にも期待が高まります。
中村祐輔教授が、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を受賞した経緯は、1980年代から現在のゲノム医療の基礎となる遺伝的多型マーカーの研究に乗り出し、国際がんゲノムプロジェクトへと発展させた原動力となった先駆者として、がん個別化医療の発展に貢献したことが評価されたことによります。
中村祐輔教授は、現在、東京大学名誉教授、シカゴ大学名誉教授、公益財団法人がん研究会プレシジョン医療研究センター所長であり肩書からもその功績の凄さを感じ取れますね。
こちらでは、中村祐輔教授の経歴や学歴、出身大学、高校、また年齢など、中村祐輔教授のプロフィールをまとめしていきます!
目次
中村祐輔(なかむらゆうすけ)教授の年齢とプロフィール【ノーベル賞候補者】
- 名前:中村祐輔(なかむらゆうすけ)
- 生年月日:1952年12月8日
- 年齢:67歳
- 出身地:大阪府
- 学歴:大阪大学医学博士(1984年)
- 資格:医師
- SNS:中村祐輔公式ブログ/
中村祐輔教授は、1952年12月8日生まれの現在67歳。
ノーベル賞候補とされた理由は、「遺伝的多型マーカーの開発と、その応用による先駆的な研究とゲノムワイドな関連研究への貢献により、個別化がん治療の先駆けとなったことに対して」というタイトルで、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を受賞したことによるもの。
シンプルに言うと、「個々の患者さんの多様性を考慮したオーダーメイド医療の先駆けとなった研究に対する賞」「私が30年以上研究を続けてきた、遺伝子の多様性とその医療への応用で評価されたもの。」と中村祐輔教授が語っています。
ちなみに、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞というのは、論文の引用回数が多かった方への受賞であり、引用回数が多いというのは、それだけ医学研究への貢献しているということを表しています。
中村祐輔教授の学歴!出身高校は大阪府立天王寺高等学校!
中村祐輔教授の学歴をまとめていきます。
1977年 大阪大学医学部卒業
1984年 大阪大学医学博士
大阪で生まれて、大阪大学の医学部まで大阪で生活されています。
大学卒業後は、4年間臨床医として、阪大医学部附属病院、市立堺病院などで外科医として勤務し、がん治療のみならず救急医療にも携わっています。
そして、その後に研究を開始し博士号を取得しています。博士号を取得した1984年には、遺伝とがんの関連性を研究するためにアメリカのユタ大学ハワード・ヒューズ゛医学研究所研究員として渡米します。
中村祐輔教授の経歴!
続いて、中村祐輔教授の経歴をまとめていきます。
1977年 阪大医学部附属病院、市立堺病院などで外科医として勤務
1984年 ユタ大学ハワード・ヒューズ゛医学研究所研究員
1987年 ユタ大学人類遺伝学教室助教授
1989年 癌研究会癌研究所生化学部長
1994年 東京大学医科学研究所分子病態研究施設教授
1995年 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長・教授
2005年 理化学研究所ゲノム医科学研究センター長
2010年 国立がん研究センター研究所長
2011年4月 内閣官房参与・内閣官房医療イノベーション推進室長
2012年4月 シカゴ大学医学部内科・外科教授、個別化医療センター 副センター長
2016年10月 がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長
2018年4月 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)プログラムディレクター
東京大学名誉教授、シカゴ大学名誉教授をはじめ多くの名誉や数々の賞も受賞しています。
著書も多数発売されています。
まとめ
中村祐輔教授の学歴と経歴、プロフィールをまとめました。
中村祐輔教授の研究が進むことにより、がんのオーダーメイド治療が一般的になる可能性が高まります。
また、AIの進歩による医療現場の改善なども研究されています。
ノーベル賞の受賞への期待もありますが、それ以上に、今後の臨床現場の改善に期待をし応援しています。
2020年のノーベル賞のが有料候補と言われている坂口志文特任教授のプロフィールや生い立ちは下記コンテンツにまとめています。
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