オーストラリアの森林火災が知れば知るほど深刻な状況になっています。
どこの場所が燃えているの?
何が原因で燃え広がっているの?
どれぐらい深刻なの?
という情報をまとめて紹介していきます!
また、今現在燃えている場所を地図で確認する方法も紹介してますので、チェックしてみてください!
目次
オーストラリアの火事の現在の状況は?
オーストラリアで広まっている森林火災ですが、まだまだ消化ができずに燃え広がっている状況です。
2020年1月6日現在の状況をまとめるとその深刻さがひしひしと伝わってきます。
・23人が死亡、1,500軒以上の建物が焼失
・昨年の南米アマゾンの森林火災のおよそ5倍に匹敵
・焼失面積が500万ヘクタール以上。これは九州と四国を合わせた面積
・全コアラの30%に当たる、8,000頭が焼死した可能性
・シドニー大学によると、山火事により犠牲になった鳥、動物、爬虫類の総数は、オーストラリア全土で4億8,000万にも及ぶ恐れ
・2020年2月5日頃から大雨が降り続き、南東部ニューサウスウェールズ州で、半数の山火事が収まった。
・消防局は同州で起きている残りすべての山火事が、今週いっぱいで収束するとの見込み。
・雨量は、1990年に元サイクロン・ナンシーが直撃したとき以来の大雨。
・火災は収束に向かっているが、大雨で洪水が多発。強風で停電。大波で海岸が浸食されたりと家屋に被害が及んでいる。雨による被害推定総額は4,500万ドルに上る予想。
・山火事により大量の灰が積もったダムの周辺部に大雨が降ったために、水質汚染も懸念。
オーストラリアの森林火災の原因は?
オーストラリアの森林火災の原因は何なのでしょうか?
大前提として、オーストラリアの森林火災は、珍しいものではなくて、自然現象の一つとして、起こっているものでもあります。
自然の生態系の新陳代謝という捉え方もあり、山火事だから大事件というものではありませんでした。
ですが、今回の山火事においては、異常な範囲での火災に発展していて、未だ火事が沈下する見込みがたたないという状況であり、深刻な問題となっています。
では、なぜ、2020年の火事は異常事態となってしまったのか、その原因について、オーストラリア気象局が解説動画を公開
しています。
英語ですが、イラストも多様されていますので、ある程度状況は把握できると思いますのでご覧ください。
概要をまとめると次の要因があげられます。
・2017年から、数百年来ともいわれる大干ばつが続いていること
(平均年間降水量は277.63ミリと観測史上最低)
・2019年の記録的な高温であること。
(年々気温が上昇しており、2019年のオーストラリアの平均気温は30.69℃で観測史上最高)
・風により火災が広がっていく
・雷により火災が悪化する
最低の降水量と最高の平均気温によって、通常の夏に始まる山火事が春から始まってしまい、どんどん拡大しているということが原因とされています。
また、原因として、放火による人災とする説も出回っています。放火についての内容は下記コンテンツにまとめてあります。
>>>オーストラリアの森林火災はいつからいつまで?原因は放火説なのか検証
またいつ頃に収束するのかもまとめています。
オーストラリアの火事の場所を地図で見る方法!
オーストラリアの山火事の現在の燃えている場所は、実は地図で見ることができます。
この画像は、MyFireEatchを日本語翻訳した画像となります。
この図の左側を見ると、72時間の状況を地図に落とし込んで見ることができます。
これを見ることで、いかに今現在燃えているのかを直感的に掴むことができますし、さらに雷の状況も重ねることもでき、さきほどの雷が森林火災を悪化させている原因であるということもよくわかります。
まさに雷があったところが燃え広がっているのがよくわかります。
まとめ
以上、オーストラリアの森林火災の現在の状況と原因と現在燃えている場所を地図で確認する方法をまとめました。
オーストラリアの森林火災が実は2019年から始まっているということにも驚きますが、昨年話題になったアマゾンの森林火災の5倍もの規模になっており、さらに燃え広がっているというのは、本当に恐ろしいですね。
森林火災で苦しんでいるオーストラリアの方々が心配ですし、動物への甚大な被害も悲しくなります。さらには、温暖化が進むことにもなりますし地球規模でなんとかしなければいけない災害ではないかと切に感じます。
少しでも行動をしたという方に向けて今すぐできる寄付や募金の方法をまとめました。
数十円からできるそうです。こちらの記事も合わせてご覧ください。