GoToイートで鳥貴族を利用してのポイント獲得が話題になっています。
「トリキマラソン」「トリキ錬金術」と呼ばれてSNSを中心に物議を醸しています。
GOTOイートの財源はもちろん税金。そして鳥貴族は困っているという状況ですが、農林水産省は対策を打ち出すのでしょうか?
こちらでは、「トリキマラソン」「トリキ錬金術」とは何なのか?農林水産省の対策についてまとめていきます!
目次
GOTOイートの「トリキマラソン」「トリキ錬金術」とは?
まずは、GOTOイートの「トリキマラソン」「トリキ錬金術」とは何なのかまとめておきます!
「トリキマラソン」「トリキ錬金術」は、食事で支払う料金よりも、GOTOイートでもらえるポイントの方が大きくなるので、トリキに行って食べれば食べるほどポイントが貯まるというもの。
まずは、GOTOキャンペーンの内容
ネット予約して来店すると、次回使える電子ポイントがもらえる
(昼食:500円分、夕食:1000円分)
鳥貴族のメニュー
全品:327円税込
つまり、鳥貴族に行って1品のみ注文して買えると差額が儲けになるということです。
1000ポイント-327円=673ポイントの儲け
GOTOイートの制度上このような事態が成り立ってしまうということです。
さらに、GOTOイートでは、次のような制度があります。
・1回で10人分まで予約可能
・2021年1月末(予算総額616億円)まで何回でも利用可能
ということは、極端な話、毎日10人で予約すると、1日6730円の儲けになりますので、1ヶ月で20万円近くの儲けが出ることになります。しかも夕飯は食べての上です。一品ですが。
トリキマラソン・トリキ錬金術の農林水産省の対策や制限は?
GOTOイートの制度上の盲点と言うべき儲けが出る仕組みですが、、農林水産省は対策をするのでしょうか?
2020年10月6日の時点で農林水産省が答えているコメントの要点は次のとおり。
・違法ではなく、理論上はありえることなので問題はない。
・お店に足を運んでもらう需要喚起につながれば良い。
・繰り返しおこなわれ、制限が必要であれば対応いたします。
・店やグルメサイト側で制限をつくることは可能。(注文金額、品数の下限の設定など)
今のところ、トリキマラソンやトリキ錬金術に対して、特別な対応をとるということはなさそうですね。
GOTOイートの運用上の予約の制限などの対応でカバーできるということなのでしょうか。
あくまで需要喚起に繋げるための施策ということのようです。
トリキ錬金術・トリキマラソンに対する鳥貴族の反応は?
鳥貴族は、トリキ錬金術・トリキマラソンに対する反応を見てみると次のとおり。
・普通に注文してくれる客を取れたかもしれない機会損失
・1品だけの注文という利用は報告されていて悩んでいる。
・困っている
たとえ、一品だとしても、新規客の獲得や今後のリピートに繋がる可能性という考え方もありますが、やはり困っているようですね。
困っているのであれば、需要喚起で全顧客をとるよりは、予約制限を設けることが現実的な、対応なのかもしれませんね。
ネット上の反応は、トリキマラソン・トリキ錬金術に批判的な声が多くて安心する
ネット上の反応を見てみると、トリキマラソン・トリキ錬金術に対して批判的な声が多くてわりと安心します。
・トリキマラソンするより、1時間残業した方が儲かる。
・錬金術抜きでいいのでトリキに行きたい
・錬金術って、鳥乞食かよ。さもしいねぇ。
・当事者からしたら全然笑えん話なんやろうけど、トリキの錬金術は笑った
まとめ
「トリキマラソン・トリキ錬金術」と話題になっていますが、国として農林水産省がすぐに対応するということはなく、現時点でできる制限を活用しての対応というのが妥当な流れかなと思われます。
実際に、店舗によっては、予約制限をかけていたり、最低金額を儲けていたりしますので、国の対応というよりは、鳥貴族の対応でどうなるかというところでしょう。
たとえ、1品であっても、来店を増やしたいとするのか、1品のみでの来店は拒否するのか、今後の農林水産省の対応および鳥貴族の対応に注目ですね!
【2020年10月8日追記】
このポイント荒稼ぎの問題を受けて、早速、加藤官房長官が対策を検討していると10月7日に発表しました。
やはり国しっかりと対策を取ってくれるようですね!
具体的には、「昼食500円、夕食1000円未満の金額で飲食した場合に、ポイントを付与しない方向」で対策を検討しているとのこと。
加藤勝信元厚生労働大臣は、官房長官になってから注目度は上がっていますね!官房長官の経歴・学歴・家族は下記にまとめています!